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小林朋継さんは都内に住居を構えている。先祖代々に受け継がれていて、木目の年季が感じられる住居である。趣があり、古風な感じの家である。庭には植木があり、池も設置されている。その池には錦鯉が泳いでいて、その鯉達は長年この池で生活している。その錦鯉に餌を与えるのは小林朋継さんである。毎日昼に一度餌を与え、夕方にもう一度餌を与える。敷地が広く、離れが敷地内にはある。その離れは小さな小屋のようになっていて、木目の扉には南京錠がかけられている。

その離れの中には小林朋継さんが学生時代から集めた大切な本が置かれている。小説から漫画、how to本まで幅広く揃えられている。本棚にはびっしりと本が並べてあり、多少埃が被ってはいるがしっかりと整理整頓がされている。彼の趣味は読書で、本については非常に詳しい。新刊に至るまでタイトルだけでなく、内容まで把握しているだけあって本の知識はずば抜けている。

家の中には書斎はないが、リビングは12畳程で広く、キッチンはリフォームがされていてオール電化である。料理はできないので妻が毎日の食事を用意している。寝室は8畳程で、小林朋継さんはベットではなく布団で寝ている。寝ながら本が読めるように寝室にはランプが設置してある。寝床に入り、布団の中で眠くなるまで本を読み、眠気が来るとその本にしおりを挟んで寝るのである。

トイレは和式である。現代では洋式が一般的になっているが小林朋継さんの家のトイレはいまだに和式である。以前、妻が今後歳を取っていくと和式は体に負担がくるからということで洋式にしたいと朋継に相談を持ちかけた。しかし、小林朋継さんは優しく断った。彼曰く、50歳になって生活スタイルが変わってしまうことが嫌だったということだ。

書斎がないので小林朋継さんは離れに閉じこもる。休日は離れにお茶とおにぎりを持って行き、読書に明け暮れる。今まで読んだことのある本しか離れにはないのだが、その本を何度も何度も読み返し、楽しんでいる。お腹がすくと、先程持ち込んだおにぎりを品よく食べる。夕方になると錦鯉に餌を与えるため、読んでいた本を閉じる。離れから出て池に向かうと、錦鯉たちが喜んで小林朋継さんの近くに集まってくるのだ。

古風さも兼ね備えた住宅には美しい庭や広い池もついている。先祖代々から受け継がれているということもあり、木目には黒ずみがあるが、長年の小林家の歴史が映しだされている。その家をまた小林朋継さんの息子が受け継いでいくだろう。

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